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初めてののこぎり

1学期最後の図工は、『ギコギコトントンクリエイター』という学習です。のこぎりを使って板を切ります。初めて、図工室でのこぎりを見せた時の子供たちの顔がとても印象的でした。先生が、恐ろしい道具を出してきたといわんばかりの表情でした。怖いなと思う道具も安全な使い方さえ守っていれば、なんにも危険ではないのです。

実際に、授業が始まると子供たちは、真剣に使い方を聞き、木材を一生懸命切っていました。最初の一時間は、のこぎりで切れた!できた!を実感し、2時間目からは実践です。薄いベニヤ板を切っていきます。小さい木材とは材質も異なり、切るのに苦戦を強いられている子が続出しました。

少しずつ慣れてくると、子供たちの口数も少なくなり、みんな一心不乱にのこぎりで板を切っていました。休まずに切り続けて腕が痛いと話す子、エアコンや扇風機の入っている図工室にもかかわらず、額に汗を光らせる子、顔を真っ赤にしながら切り続ける子、どの子も切り終わると満足げな笑顔を見せてくれていました。そして、そんな子供たちと「昔の大工さんは、すごいね。」という話で盛り上がりました。プールの後ののこぎり実習をやり遂げた子供たちのスタミナと成長に思わず、うれしくなりました。