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彫刻刀を使った図工の授業

11月に入り、図工の「ひみつのすみか」の学習が終わり、いよいよ子供たちみんなが楽しみにしていた彫刻刀を使用した版画の学習が始まりました。

先週は、彫刻刀の種類の名前や使い方、彫れる線の違いや持ち方について学習しました。

初めて彫刻刀を使って試し彫りを行う子供たちは真剣そのもので、彫刻刀で彫る感覚やコツ、力加減に苦戦しながら取り組む様子が見られました。

 今週は板に自分の考えてきたデザインを大きく描き、太マジックでなぞった後、いよいよ彫刻刀で彫り始めました。最初は、力んでいた子供たちも自分なりの力加減を覚えられたのか一生懸命もくもくと板を掘り進めているみんなの姿が見られました。授業が終わると、「先生~、指が疲れた。指が痛い。」など声が聞こえてきました。授業時間、精一杯集中していた証拠だとうれしく感じました。

 彫刻刀は、版画の作品作りに便利で楽しい道具ですが、使い方を一歩間違えると大変危険な道具となります。普段から、彫刻刀のように子供たちは、使い方を一歩間違えると取り返しのつかないことになりかねない物に囲まれて生活をしています。学校でも彫刻刀の安全な使い方やルールを徹底し、楽しい図工の授業ができるように指導を行っていきたいと思います。

12月の授業参観には、子供たちの版画の作品を楽しみにしていてください。